留年しても医学科に行けなかった人のブログ

北海道大学の総合理系から医学科、獣医学部に目指す人の参考になれるような記事を書きます。

時間割を組む時のコツ!!

こんにちは

「く」です。

今回は前回の記事の続きで

「移行点算出科目」と「卒業要件」の二つの条件を満たすように

時間割を組むコツを解説していきます。

具体的に私の過去の時間割をもとにしています。

 

何か質問等ありましたらTwitterのDMでお受けいたします。

く (@umr_nichijou) | Twitter

 

時間割を考えるときのコツ

それでは、時間割を決める際に注意するポイントや決める基準となるものを紹介します。

 

共通する科目から決めていく

まずは移行点と卒業要件に共通している科目を決めていきましょう。

前回の記事の続きなのでまだの方はチェックしてみてください。

igakukafromsouri.hatenablog.com

 

フレッシュマンセミナー (通称フレセミ

フレセミ2単位は確実に必要になっています。

フレセミは抽選がかかってしまう科目なので、前期に取りきってしまうことをおススメします。

また、フレセミは抽選はあるものの、自由に選択できる科目であるので過去の成績分布から「A+がどのくらいの割合を占めているのか」、「A+は獲りやすいのかどうか」、「成績に関しては試験があるのか、レポートなのか」など事前に入念に調べてください。

調べ方は別の記事にまとめたいと思います。

 

英語ⅠⅡ

英語ⅠⅡは移行点に入れなくてもいいですが、卒業要件に含まれているのと、前期にしか履修できない(普通は)ので取らざるを得ません。

 

第二外国語

第二外国語も同じように卒業要件にあるので、移行点に入れなくてもいいですが、英語と同じように履修しないと留年の危機に瀕することになります。

 

外国語関連の定番の履修

また、外国語関連の移行転に算出させる科目は以下のようにするのが定番な気がします。

 

例)ドイツ語履修者

ドイツ語ⅠⅡの4単位 英語ⅢⅣ の優秀認定 英語演習2単位の合計8単位

 

英語ⅠⅡとドイツ語のような第二外国語はあらかじめ先生が決められていますが、英語よりはドイツ語の方がまあわりの人とのスタート地点が一緒なのでドイツ語の方が成績は取りやすいと思います。

英語がずば抜けて得意な方は

 

例)英語がずば抜けて得意なドイツ語履修者

英語ⅠⅡと英語ⅢⅣの優秀認定で4単位 ドイツ語ⅠⅡのどちらか良い方の2単位 英語演習2単位の合計8単位

 

のようにすればいいと思います。

 

外国語演習

次に外国語演習です。

移行点算出科目では外国語演習だったらなんでもいいから2単位

ですが、

卒業要件では「英語演習」から2単位以上と定められているので、

英語演習から2単位取ることを勧めます。

英語演習も抽選がある科目ですので、フレセミと同じように前期履修とともに事前に念入りに調べることを勧めます。

また、英語演習は優秀認定が認められている科目ですので、TOEICの点数でサクッとAを確保するのも得策でしょう。

 

統計学

統計学はクラスによって前期、後期のどちらでうけるのか定められているので気を付けてください。

過去に統計学を取り忘れ、卒業要件を1年生の間に満たすことができなく留年せざるを得ないという医学生を数人耳にしたことがあります。

 

基礎科目

最後に基礎科目です。

基礎科目は物理学、化学、生物学の前期、後期の全てが移行点と卒業に必要になります。

また、別の記事で詳しくまとめたいと思いますが、この12単位と自然科学実験の2単位は取り返しが効かない科目ですので、一つでもBなどという成績を取ってしまうと

医学科

獣医学部

の移行は絶望的となります。

ですので、優先順位はMAXです。

本当に気を付けてください。

 

 これらを踏まえると..?

以上のことを考えると前期の履修科目は次のように考えられます(後半クラスの場合)

 

フレセミ 2単位

第二外国語 2単位

英語ⅠⅡ 計2単位

英語演習 2単位

理科3種 計6単位

情報学Ⅰ 2単位

統計学 2単位

 

計18単位

となります。

半クラスの場合だと前期に統計学を履修し、後期に自然科学実験を履修することになります。

 

前期履修することのできる単位は25単位であるので

18を差し引いて

7単位分を他の科目に充てることができます。

ほとんどが1コマ2単位の授業であるため

3コマ分の授業を選択し履修することができます。

 

残り3コマはどうするの?

選択肢としての後方は

 

・総合科目

・主題別科目

・数学

・地球惑星科学

が挙げられます。

 

総合科目は移行点に関係ない科目ですので単位さえ取れればどんな成績でも構いません。

 

主題別科目は前期、後期合わせて3コマ分を履修しなければならないため、それを満たすように考えなければなりません。

 

主題別科目はかなり選択肢が広い科目ですので、A+が取りやすい科目など入念に調べることができる科目です。ただ、人気の科目は抽選がかかってしまうことや、理科や英語と被っていたりしてなかなか好きな科目をとれなかったりするので、その部分も忘れずに授業を組みましょう。

  

移行点に算出できる基礎科目は必須理科+実験の14単位に加えて6単位、つまり3コマ分です。

そのため、数学と地球惑星科学の全6コマから最も良い成績のものを3コマ分移行点に入れることができます。

数学は工学部をすこしでも考えている人は確実にとりましょう。数学を履修しなければ2年次に困ってしまう学科も存在します。

しかし、これらは代替可能な科目であるので前期の成績が発表された後にまた考えればいいのですが、特に数学は後期より前期の方が易しいので前期に履修しておくことを勧めます。

 

実際の私の時間割

私の履修した科目はこんな感じです。

f:id:igakukafromsouri:20200315123750p:plain



2018年度 前期受講

・フレセミ 感染症と社会

・主題別科目

 科学と技術の世界 初めての生命科学

・外国語科目

 英語Ⅰ

 英語Ⅱ

 ドイツ語Ⅰ

・外国語演習

 英語演習 中級:TOEIC問題集を学ぶ

・共通科目

 情報学Ⅰ

 統計学

・基礎科目

 線形代数学Ⅰ

 微分積分学

 物理学Ⅰ

 化学Ⅰ

 生物学Ⅰ

 

の全24単位です。

 

選択できる3コマ分は

主題別科目 1コマ

数学 2コマ

を選択しました。

 

ワンポイントアドバイスとしては、火曜日に午前休を設けることで

昼まで寝ていたり、勉強する時間をつくったりと、有意義に使うことができました。

 

まとめ

時間割を考える際はスムーズに移行、進級できるように定められている条件を見落とさないようにしましょう。

また、実際に自分が自由に選べる科目は

・フレセミ

・総合科目

・主題別科目

・英語演習

しかないので、これらは履修前によく調べてから選択しましょう!

 

次回

次回は履修する科目を選ぶ際や、選んだあとどれを優先的に勉強していけばいいのか、など

基本的な移行点の稼ぎ方と戦い方

についてまとめていきたいと思います。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。