留年しても医学科に行けなかった人のブログ

北海道大学の総合理系から医学科、獣医学部に目指す人の参考になれるような記事を書きます。

移行点算出科目と卒業要件の違い

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こんにちは

「く」です。

今回は履修科目を聞ける際に考慮する必要がある

「移行点算出科目」と「卒業要件」の違いを解説していきます。

 

毎年これらの規定は多少なりに変化するのでご了承ください。

 

 

何が違うの?

 

大雑把に説明すると移行点算出科目は

「移行点」を計算するために必要な科目であり、

卒業要件は卒業するために「1年生は取ってね」という科目のことです。

 

これらに取り決められている科目には共通部分もありますが、異なっている部分もあるので高い移行点をスムーズにはじき出すためにはこの2つの取り決めを理解しておく必要があります。

 

移行点算出科目

 

移行点算出科目は学部学科によって異なります。

医学科は中でも特別扱いされているので気を付けてください。

医学科移行は38単位と決まっています(30、31年度)

その内訳は

 

一般教育演習(フレッシュマンセミナー) 通称フレセミ

 から2単位

主題別科目

 思索と言語

 歴史の視座

 芸術と文学

 科学・技術の世界

 から4単位

外国語科目 外国語演習

から「外国語科目」6単位を含め8単位

共通科目

 体育学A B

 情報学ⅠⅡ

 統計学

 から4単位

基礎科科目

 数学

 微分積分学ⅠⅡ 線形代数学ⅠⅡ

 理科

 物理学ⅠⅡ 化学ⅠⅡ 生物学ⅠⅡ 地球惑星科学ⅠⅡ

 自然科学実験

 から物理学ⅠⅡ 化学ⅠⅡ 生物学ⅠⅡ 自然科学実験 全14単位を含め20単位

 

です。

 

卒業要件

次に卒業要件です。

卒業要件に定められている科目は全学教養科目、つまり一般教養の科目で1年生が通うことになる教養棟で受ける科目のことを指します。

 

1年間ですべて履修しなくても構わないことになっていますが、医学部、獣医学部、薬学部、歯学部に移行を希望する学生は1年間ですべての履修を終わらすように強く推奨されています。

 

また、上記の学部以外を希望する学生も次年度も教養棟に通わなくてはいけなくなるため面倒であるのと、1年生と授業を受けることになり多少辱めを受けることになるので、全て履修することをお勧めします。

 

以下は医学部医学科の卒業要件科目です。

 

フレセミ

 から2単位

総合科目

 環境と人間

 健康と社会

 人間と文化

 特別講義

 から2単位

主題別科目

 5科目から3科目以上を含め6単位

外国語

 英語Ⅰ~Ⅳ 

 全4単位

 第二外国語科目 

 から4単位

外国語演習

 英語演習から2単位

共通科目

 情報学Ⅰ 統計学を含めた4単位

基礎科目

 物理ⅠⅡ 化学ⅠⅡ 生物ⅠⅡ 自然科学実験 全14単位を含めた16単位

です。

 

獣医学部希望の人は注意!

注意が必要なのは獣医学部を希望している学生です。

獣医学部の移行の際に必要な科目、移行点算出科目には

統計学

生物学Ⅱ

は必要ないですが、

卒業要件には必要になってくるので注意が必要です。

また、

外国語演習も「英語演習」を必ず履修する必要があります。

(この記事は主に医学科と獣医学部に移行する学生のことを考慮しているので、他の学部希望の方は各自で調べていただくようお願いします。)

 

移行点算出科目と卒業要件の違い

文字だけでを並べても「なんのことやら??」と思いますのでこれらのおおまかな条件の違いと共通点をまとめます

 

違い

・総合科目の有無

・主題別科目の数

・基礎科目の数

・外国語演習の縛り

共通点

・フレセミの必要性

統計学の必要性

・物理学ⅠⅡ 化学ⅠⅡ 生物ⅠⅡ 自然科学実験の全てが必要

 ・外国語はあらかた必要

 

といった感じです。

 

ここから時間割を決めよう

移行点算出科目と卒業要件の違いと共通点がわかったので

これをもとに時間割を組んでいきます。

時間割の組み方は成績に大きく影響するのでしっかり考えきって組むことを

強く勧めます。

 次回

残念ながら続きを書くと長くなってしまうので、今回はここで締めようかと思います。

次回は今書いたように実際に時間割の組み方を紹介したいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。